不当解雇,労働問題

セクハラと労働問題

セクハラと労働問題

 

 セクシャル・ハラスメントという言葉は、日本では1986年、千葉・西船橋駅でのホーム転落死事件で被告の女性を支援する女性団体が「セクハラ」という言葉を使い出したことから始まるようです。そして、1989年、福岡の出版社に勤務していた女性が上司を相手取ってセクハラを理由とした日本初の民事裁判を起こしました。これを機に、職場でのセクハラが注目され、メディアで報じられるようになったことから、1989年の新語・流行語大賞の新語部門・金賞で「セクシャルハラスメント」が受賞しています。

 

 その後、1994年に問題化した就職氷河期の新卒女子へのセクハラ面接、1996年に巨額の訴訟で話題になった米国三菱自動車セクハラ事件、1997年からAIU保険会社日本支社が発売、開始したセクハラ保険など、浸透、定着していきました。

 

 国も、1997年の男女雇用機会均等法改正で、性的嫌がらせへの配慮を盛り込んだほか、2007年の改正では範囲を拡大して、男性への性的嫌がらせも配慮の対象としています。

 

 セクハラは、職場などにおいて、相手の意志に反して不快や不安な状態に追いこむ性的なことばや行為をさします。例えば、職場に限らず一定の集団内で、性的価値観により、快不快の評価が分かれ得るような言動を行ったり、そのような環境を作り出すことを広く指して用いる、といった性別を問わない用例でもあります。