不当解雇,労働問題

不当解雇とは

不当解雇とは

 

 さまざまな労働問題がある中で、最もよく言われる1つに、不当解雇があります。不当解雇とは、法律上・判例法理上の規定、就業規則、労働協約などにおいて、その取り決めを守らず、使用者、要するに雇用主によって行われた労働契約の解除行為を指します。

 

 雇用主は、法律等に定められた要件を満たしていれば、基本的に解雇ができるとされています。しかし、雇用主自体が、法律や労働慣例に詳しくなかった過失や、故意といった悪意を持つなど、要件を満たさないまま簡単に不当解雇を行なう例も少なくありません。

 

 特に最近、長引く不況に伴うリストラの最終手段として、人員整理を行う際、不当解雇の存在がクローズアップされています。また、退職の強要も不当解雇にあたります。

 

 不当解雇の救済手段としては、法律上で明文化されたもの、明らかな判断がつく事項は労働基準監督署であつかうことができます。それ以外の合理的な理由については、民事的な紛争で解決する方法しかないのが実情です。しかも泣き寝入りすることが多いです。解決手段が裁判しかなく、労働者が納得できない解雇でも、裁判等に注ぐエネルギーが負担になったり、勝訴しても雇用主らからケアが十分でなかったりするからです。